- 作成日
- 2005-12-14
- 変更日
- 2007-04-30
RSS/Atom利用のための簡単な説明
RSS/Atomの利用方法、対応ソフトウェアについて簡単に説明します。
RSS/Atomとは
- リソースを配信するためのフォーマットの事。
- 現状、多くの「ブログ」やニュースサイトにおいてサイトの更新情報を提供するのに使われています。
- 本解説では、普通の閲覧者がRSS/Atomを更新情報の把握に利用する為の手法のみを解説するので、RSSフォーマットのバージョン毎の違い、RSSとAtomの違い等については言及しません。
特徴、既存サービスとの比較
便利な点
RSS/Atomに対応したソフトウェアは、サイトが配信するRSS/Atomを購読 (定期的にダウンロードする事) し、更新があった場合は知らせてくれます。これにより、
- いちいちサイト巡回をする必要が無い
- サイトへ訪れたのに更新されておらず無駄足になることが無い
といったメリットがあります。
また、多くの「ブログ」を始めとしたRSS/Atomを配信するサイトは、更新日時のみならず、最新記事の内容も併せて配信しているので、わざわざサイトへ訪れることなく更新内容をチェックできるメリットがあります。
もっとも、一部のソフトウェアやWebサービスはこれに対応していないこともありますし、内容を配信するかどうかは制作者の判断に依ります。なお、大半のWeblogは記事の内容もRSS/Atomで配信しています。
わざわざソフトウェアをインストールするのが面倒だという場合にはWebサービスも利用できます。使い勝手の面ではソフトウェアと比較して若干劣りますが、余計なソフトェアを導入しなくても良い、出先でもチェックできる、といった点は便利です。
アンテナとの違い
従来、更新状況のチェックにははてなアンテナなどのアンテナサービスが使用されてきました。
更新日時の取得という点においてはアンテナもRSS/Atomの購読もさして変わりませんが、
- (先ほどの繰り返しになりますが) アンテナサイトを能動的にチェックしなくてもよい
- サイトへ行かなくても最新記事を読める (場合が多い)
- 更新日時の取得が正確に行える (RSS/Atomの配信側が更新日時を正確に記述していれば)
という点においてはRSS/Atomを利用する方がメリットが大きいと言えるでしょう。
RSS/Atomを配信していないサイトもまだまだ多いので、そういうサイトの更新状況をチェックしたい時にはやはりアンテナを使うことになりますが、例えば「はてなアンテナ」は更新情報をRSS/Atomでも取得できますので、RSS/Atomを利用することで前記の1番目のメリットは享受できます。
更新把握の流れ
- RSS/Atom非対応Webブラウザを使用した場合

- サイトの更新をチェックする場合には、自らサイトへ行って、更新の有無を確認しなければなりません。
- アンテナサイト等を使った場合の流れを青矢印で示しています。この場合、サイトの更新チェック自体はアンテナサービスがやってくれますが、定期的に更新リストを見に行かなければならないのはやはり面倒です。
- RSS/Atom対応ソフトウェアを使用した場合

- RSS/Atom対応ソフトウェアは一定間隔毎に自動で捕捉対象のサイトのRSS/Atomを取得します。更新されている場合は画面のアラートなどを通じてユーザにそれを知らせてくれるので、更新のチェックを意識せずに済みます。
RSS/Atom利用のためのソフトウェア、Webサービス
RSS/Atomを利用するためには、
- RSS/Atomを利用した更新チェックに対応したWebブラウザを使う
- RSS/Atomリーダーを使う
- Webサービスを使う
のいずれかの手段をとることになります。
RSS/Atomを利用した更新チェックに対応したWebブラウザを使う
この場合、Internet Explorer等はRSS/Atomの購読機能を搭載していませんので他のWebブラウザをインストールする必要があります。下記のようなWebブラウザを使用している場合は、設定を行うことでRSS/Atomの購読機能を利用することができます。
Internet Explorer 7には、RSS/Atomの購読機能が搭載される予定です。
RSS/Atomの購読に対応したWebブラウザを使用するメリットは、ややこしいことをせずともRSS/Atomの存在を教えてくれる (RSS/Atom対応のWebブラウザは、RSS/Atomを発見すると目立つアイコンでそれを示してくれます。Firefoxの例参照) 点、Webサービスと違って楽にチェックできる点にあると思います。
参考までに、RSS/Atom購読機能付きWebブラウザをいくつか挙げておきます。
- Firefox
- 最近人気のWebブラウザです。バージョンが1.5になって高速になりました。好みに応じて機能拡張を導入できるようになっているのが特徴です。WindowsユーザはIEの安全性に疑問を感じてFirefoxへ移行する人が結構居ると聞きます。
- ライブブックマーク機能を使って更新状況をチェックできます。Sageという機能拡張を使うとさらに便利に使えます。
- Opera
- 高速なWebブラウザです。元は有償ソフトウェアでしたが、バージョン8.5から無償になりました。細かな部分の使い勝手が秀逸で、流石元商用製品といったころです。マウスジェスチャー機能もなかなか便利であるそうです (私は使った事がありませんが)。
- メール画面のようなデザインの (実際にメール機能も統合されているわけですが) ニュースフィード機能を使って快適に更新をチェックできます。Webブラウザの標準機能としては現在最も使いやすいと思います。
- Safari
- Appleが開発したMac OS X専用の軽量Webブラウザです。Operaと並んで日本語の太字の処理が非常に美しいのが特徴です。
- Mac OS X 10.4以降に添付されているSafariはRSS購読機能を備えています。使った事が無いので詳細は不明ですが……。
RSSリーダーを使う
Vectorで「RSSリーダー」などと検索して探してみてください。数が多いのでここでは解説しません。
Webサービスを使う
諸事情でWebブラウザをインストールできないとか、外出先からも更新状況をチェックしたいといった場合はWebサービスを使うと便利です。
ざっと使ってみて使いやすいと思った順に紹介してみます。これ以外にもあるかもしれません。
以下の記述は原稿執筆時 (2005-12-14) のサービス提供状況に基づいているので、今後使い勝手等は変わる可能性があります。
- livedoor Blogリーダー
- 使いやすく、説明も分かりやすいので良いと思います。
- infoseek RSSリーダー
- livedoor Blogリーダーに雰囲気は近い気がします。デフォルトで楽天市場の更新情報が入っているのは余計な親切ですが (削除は可能)。
- Bloglines
- 最近日本語版が出来ました。RSS/Atomの登録作業はBookmarklet (Webブラウザのブックマーク (お気に入り) から実行可能な小さなプログラム) を使えるので手間が要らず簡単ですし、画面も読みやすく、使いやすさにおいては非常に素晴らしいのですが、ヘルプが読みづらい気がします。
- Google Reader
- 現時点 (2005-12-14) ではベータ版となっていて日本語化されていませんが問題なく使用できます。URLの登録作業が面倒な点を除けば概ね使いやすいと思います。DHTMLを駆使して普通のアプリケーション並みのインターフェースを装備していますが、何故かはてなRSSよりも軽快です。
- はてなRSS
- 「はてなアンテナ」で有名なはてなのサービスです。Bloglinesと同様、Bookmakletを使うと簡単にURLを追加できます。私の日記である「あまもよう」のRSSを読ませたら途中で文字化けした記事がありましたけど……ううむ。JavaScriptで変な処理をしているせいか、記事全文を展開するのがもたつくのも気になりますが、まあこの辺りは今後に期待ですね。サービス自体は便利だと思います。
- goo RSSリーダー
- gooが提供するRSSリーダーのWebサービスです。OperaやSafariには対応していない上、使い勝手はあまり良くないと思います。お勧めはできません (というか、特定のWebブラウザを弾いている時点で駄目)。ちなみに、gooはアプリケーション版のRSSリーダー (Windows版) も提供しています。こちらは glucose がベースになっていることもあって使いやすそうです。