作成日
2009-06-08
更新日
2013-10-12

国家2種(現・国家一般職)採用試験 技術系 電気・電子・情報 参考書メモなど

おことわり

採用プロセス

2009年の場合、時系列で並べると、

  1. 4月15日/4月22日 願書締切(Web/郵送)
  2. 6月初旬 受験票受け取り(印刷/郵送)
  3. 6月21日 一次試験(択一式問題、小論文)
  4. 7月15日 一次試験合格発表
  5. 7月16日 官庁合同説明会
  6. 7月17日〜 官庁訪問
  7. 7月22日〜8月5日 二次試験(面接)
  8. 8月21日 最終合格発表

といった感じになる。

経団連の倫理憲章に準拠して、内定は10月1日以降にしか出せない。よって、それまでに「良い返事」が貰えるとすれば「内々定」となる。

II種試験は「官庁訪問で内々定が出た時点で最終合格が確定していない」場合がある(官庁訪問中に内々定が出されることがあるため)。

心配な人は、学部生で出身校に大学院があるのであれば、大学院試験も保険として受けるなど、最悪の場合を想定した対応が必要になる(金銭的には勿体無いが)。大学院試験受験前に指導教官に相談しておくと、定員について多少配慮が行われるかもしれない。

Web受付は以前、締切が郵送よりも早くなっていたが、最近では同じになった。郵送と比較すると、郵送料が掛からない、受験票のPDFが手許に残るので無くしても印刷し直せば済むなど、メリットは多い。

試験対策用参考書

一次試験

よく言われる事であるが、公務員試験は問題の出題範囲が広く、自分の専門外の出題もなされる一方、基礎的な問題が多い。そのような問題は或程度パターン化されるため、効率性を重視するならば、過去問演習が最も効果的である。但し、基礎的知識の存在が前提なので、専門外の科目に関しては、或程度の基礎知識を知っておかなければならない。

専門

学部レベルの内容。大学の講義を真面目に聞いていた人ならば問題なく解答出来る(程度のレベルまでしか基本的には出題されない)。

不安を感じる人で、過去問を入手し辛い状況にある人は、定期試験の問題や大学院入試の問題を参考にすると良い。自身が研究室に配属済みだったり、研究室に配属した先輩が居る場合は比較的容易に入手出来る事が多い。居ない場合は就職担当の先生などに聞くと対応して呉れる筈。公務員養成に熱心な大学は過去問などをライブラリ化している場合もある(キャリアセンター等で確認)。

電気・電子・情報に特化した問題集は殆ど出版されていない状況だったが、2012年にスーパー過去問ゼミの問題集が出版されたため、スーパー過去問ゼミと「技術系よくでるシリーズ」が参考書の選択肢となる。

公務員試験 技術系スーパー過去問ゼミ 電気・電子・情報
ISBN978-4788936652
実務教育出版
2009年当時の状況(参考)

技術職の専門試験対策用テキストは元々少ないが、電気・電子・情報分野では、書店で入手出来るものが「技術系よくでるシリーズ」以外無い(2009年7月現在)。

しかし、この参考書は必ずしも良質なものではない。I種のレベルに合わせてあるため、実際のII種試験よりも難易度は高く、力は付くものの効率が悪い。そもそも基礎学力が不足している状態で手を付けてしまうと、やる気喪失に繋がりかねないので注意を要する。II種の問題も収録されているが、比較的難易度は高め。

自分の専門分野によっては予備知識が全くない場合が考えられるが、最低限の「ポイント整理」があるので便利。ただし、専門外の者にとっては明かに説明不足の箇所もあるので、適宜書籍等で補完する必要がある。大学図書館を活用すべし。

2003年の改訂で平成9年(1997年)以降の問題が追加収録されたが、2003年以降の問題は未収録のため若干古い。改訂版が待たれる。

技術系よくでるシリーズ 電気・電子の頻出問題
ISBN978-4-7889-3684-3
実務教育出版
技術系よくでるシリーズ 工学に関する基礎(数学・物理)の頻出問題
ISBN978-4-7889-3686-7
実務教育出版
検定、推定の類は近年出題されていない。2009年も出題されていない。恐らくI種向けの問題なのだと思われる。

なお、書籍としては流通していないものの、LECが過去問のレジュメを販売している。こちらはII種に特化した過去問集である(2009年当時。現在は販売されていない)

技術系公務員 本試験問題集
東京リーガルマインド(LEC)
上記リンク先は2009年度用のもの。
2008年に発行された5年分の本試験問題集。電気電子情報以外のものも購入可能。
LECの「電気・電子・情報職スタンダード合格コース」を受講していない人は5000円するので(しかもコース受講者は1000円なので)、高い印象を受けるが、人事院に過去問を請求するよりも安い上に解答付き。実は上の参考書2冊(計4600円)と価格的には違わない。「おまけ」として記述式問題の過去問も収録されている(解答は無い)。
掲載されている最新年度の解答に最も力が入っており、物理現象や回路素子の基本的な性質、解答のポイントなどにも言及していて、ポイント整理の様になっている面がある(これだけに頼るのは危険だと思うが)。
時々誤字があるので注意。「電流5A」が「電圧5V」になっていたりとか。
会員登録すると500円割引クーポンが使えるので、送料分くらいは得する。どうせ会員登録しないと買えないので、会員登録後、慌てて買わずに、ログインしてマイページを確認すると良い。
「発注してから届くまで最長2週間掛かる」とサイトに書かれているので注意。

教養

電気電子情報とは関係ありませんが一往。

スーパートレーニングプラス 人文科学
ISBN978-4-8132-2786-1
TAC出版
スーパートレーニングプラス 社会科学
ISBN978-4-8132-2785-4
TAC出版
畑中敦子の数的推理の大革命!
ISBN978-4-8449-0197-6
東京リーガルマインド(LEC)
CD-ROMは邪魔。
公務員試験 ウォーク問 過去問 Quick Master 自然科学1 数学・物理・化学
ISBN978-4-8449-0422-9
東京リーガルマインド(LEC)
公務員試験 ウォーク問 過去問 Quick Master 自然科学2 生物・地学
ISBN978-4-8449-0423-6
東京リーガルマインド(LEC)
公務員試験 ウォーク問 過去問 Quick Master 数的処理
ISBN978-4-8449-0412-0
東京リーガルマインド(LEC)

人文科学と社会科学だけ出版社が違うのは、基礎知識が全くなく(と言うか忘れていて)、導入向けの教材を選んだため。演習量が足りかったので、Quick Master等の過去問も使った方が良かったと思う。

定番の「新スーパー過去問ゼミ」(実務教育出版)は使っていないが、特にQuick Masterで不足は感じなかった。Quick Masterの方がコンパクトなのだそうで、大学など外で勉強する人にはいいかも。LECの回し者ではないですが(Quick Masterについては、その後の改訂によってB6→A5判になっており、サイズは新スーパー過去問ゼミと大差なくなりました)

官庁訪問・二次試験(面接)

面接については、以下の参考書が有名。

現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本
ISBN978-4788924956 (2010年度版)
実務教育出版
公務員試験 現職人事が書いた「自己PR・志望動機・提出書類」の本
ISBN978-4788924949 (2010年度版)
実務教育出版
前者と一部内容が被る。

無くてもいいのかも知れないが、無いのと有るのとでは大違い。予めどんな事が聞かれるか知っておくと心づもりが出来るので、当日いきなり質問されて思考停止になる危険が減る。

著者の乗りが少し変なのは本書の欠点の一つで、大学生に親しみやすい文章にしようとして裏目に出ている様な箇所が散見される。もっと堅めに書いてもいいんではないですかね。その点を除けば概ね全うな内容でお奨め出来る。

提出書類の写真に就いて。本書はやけに細かく書いてあるが、少しでも不安を取り除きたい人以外はそこまで拘る必要は無いのではないか。妙に写真に拘りのある省庁とか、もしかしたら有るのかも知れませんが。

その他 参考にしたもの

公務員試験 受験ジャーナル
実務教育出版
21年度Vol.8が丁度、一次試験の直前チェックと官庁訪問の特集だったので買ってみたが、参考になったような気がする。巻末の教養試験問題は模試未経験者にとって有用。恐らく毎年度同じ時期に特集が組まれているのだと思われる。

試験に関する覚書

一次試験について

官庁合同説明会(技術系)について

地方で行われるものと関東で行われるものがあるが、ここでは関東の場合について。2009年度はさいたま新都心で行われた。

面接(主に官庁訪問)について

試験結果の開示について

関連リンク

人事院提供

国家公務員試験採用情報ナビ 試験情報・採用情報
受験案内、受験申込用紙の入手方法。受験者数、試験の平均点等の公開。
官庁訪問・採用情報→一般職試験(大卒程度試験)〔技術系区分別〕採用予定機関一覧
府省庁、独立行政法人の採用予定数。
尚、多く採用する所は官庁訪問者も多いので、必ずしも採用されやすいとは言えない。
メールマガジン配信サービス
説明会、試験案内などの配信。忘れっぽい人は登録しておくと良い。

受験レポート

電気・電子・情報、国家一般以外の技術系公務員のレポートも含む。

公務員への道
2004年度受験レポート
I種試験のレポートもあり。
技術系公務員への道
2005年度受験レポート
東京都I類電気職のレポートもあり。
公務員試験 技術職挑戦記
2007年度受験レポート
国家II種は一次試験のみ。地方上級、特別区土木のレポートの方が充実している。
公務員試験体験記
2008年度受験レポート
大学法人等職員採用試験のレポートもあり。
技術系の国立大学法人職員採用試験
2009年度受験レポート(※国立大学法人等職員)
技術系公務員試験合格体験記 高齢・無職・ニートからの挑戦
2011年度受験レポート
他試験の情報もあり。
参考書について、技術系スーパー過去問ゼミは圧倒的お勧めの一冊です!との評。
技術系地方公務員試験 体験記
2011年度受験レポート(※地方上級)
[公務員試験] - まったりいんふぉまてぃくすめもらんだむ
2012年度受験レポート(※総合職)
国家公務員一般職 物理区分を独学で - つまずいたあと
2013年度受験レポート(※物理区分)
働きながら技術系公務員を目指すblog
2013年度受験レポート(※国家一般土木、特別区土木、地方上級土木)

その他技術系公務員関連情報

公務員試験情報こむいん
国家公務員(総合職、一般職、その他)、地方公務員
全国の採用情報が掲載されている(ただし、地方公務員の情報区分はそもそも採用が殆ど無い)。
一般社団法人 国立大学協会 <一般公開サイト>  国立大学法人等職員をめざす方へ
国立大学法人等職員
国立大学のみならず、文科省所管法人の募集もある。技術系の場合、一次試験は教養試験のみ。二次試験は各機関で受験するが、機関によって試験内容は様々(二次試験に電子・情報の専門科目筆記試験を課している所(KEKなど)もあれば、面接のみの所もある等)。
法人によっては、独自採用を行っている所もあるので、各大学のサイトや研究者人材データベース JREC-INなども参照。
注: 国立大学法人等職員は「みなし公務員」の扱いであるため、公務員ではない。
マイナビ、リクナビ等
最近は就職サイトに普通に求人が掲載されることもある。